コミュニケーションってむずかしいよねっていうお話でさ。
言葉ってとにかくむずかしくって。この”むずかしい”っていう意味だって、人によって受け取り方が違かったりするでしょう?
この間お友達が、「日本語ってむずかしいよね」って言っていた時に、私もホントその通りだと思ったから、同意したのね。そしたら、「このセリフに共感してくれた人は初めてだ」って言っていてね。
いつもは「日本語しか話せないのに何言ってるんだ」のようなリアクションをされるらしい。
でも彼女の言った「日本語がむずかしい」っていうのは、言葉って人によって使い方だったり意味合いが変わったりしがちだから、本当の意味で相手の言っていることを理解するというのはむずかしいし、こちらの話していることを相手が100%理解しているかっていうと、そうでない事も、ままあるよねっていう意味合いだから、「実は日本語習いたてて、レベルが初級なんだ」とかそういう話ではないのにね。
そんな事をグダグダ考えているタイミングで、おもしろい人たちに出会った。
とある有名な方の生き方を実践中っていう感じだった。その有名な方は、世間一般でいうところの”成功者”であって、お金や時間を自由に使いながら、人生を謳歌していて、その人生の秘訣をお伝えする本を出版したり、セミナーを開催されている。
私も、一冊、その方の本を読んだことがある。
その秘訣を学びながら、自分の人生をたのしもうとされている人のことを、今回はAさんと呼ぶとしてね。
私も、自分の人生をどうやったらこれからたのしく送れるかなーと、ちょうど模索中なので、今考え中だったり悩んでいる事を、これがこうで、あれがああでねって話しいたの。それに対してAさんがいろいろとアドバイスをしてくれたのだけどね。
あんまり響かなかったんだな。なんか自己啓発本を読んでいる感じだった。お話しの仕方が。言葉に感情(実感)がのっていない感じ?わかりますか?
自分の体験や実感からくる言葉って、とってもたのしいの、わかりますか?言葉一つから、その人の人生を感じるような、そんなおもしろさがあるじゃないですか。でも教科書の音読をしている時とかって、もっと、ツーって感じで、、、平べったい感じ?
Aさんから出てきたアドバイスって、その平べったい言葉に似てたんだよなー。
変態発言をしますが、ここに、人生のおもしろさを感じた。
「自分の言葉で話す」っていうのは、簡単に見えて、実はむずかしい。でも、そういう言葉で語られた何かって、とっても説得力があるように思うんだ。その言葉が、真理をついていたり、人生を謳歌するための魔法である必要はまったくなくって、ただの自分のしょうもない感情だったとしても、私には、「ああ、この人と話す機会を持てて本当によかった」と思える何かに思える。
現状の自分を置き去りにして、立派な人間になる必要はどこにもないんだよなー、なんてことを考えました。